「legibility」と「readability」の意味と例文とニュアンスの違い
今回は「読みやすさ」の意味を持つ二つの単語について
書いてみました。
「読みやすさを求めた」的な英文を書いた際に、
私の中でこの二つの単語が浮かんだのですが、
違いがわからず調べてみたのでリマインドがてらに書いていきます。
結論を先に触れますと「Legibility」は文字自体の視認性で
例えばあるフォントで書かれた「あ」という文字は
間違いなく「あ」と読めるか。
「Readability」はテキストや広告全体の見やすさを意味しております。
印刷・広告業界では当たり前に使用されている言葉かもしれませんね。
さあそれでは、もう少しそれぞれの単語について詳しく書いてみますね。
Have a rocking time!!
この記事の目次
「legibility」の意味
意味は「(筆跡などの)読みやすさ」、「視認性」です。
readabilityと比較すると文字やグラフ自体の視認性に焦点を当てています。
例えば文字自体の視認性が優れているというのは、
「あ」と書かれた文字が間違いなく「あ」と読めますよということを指しており、
その文字に使用されている「フォント」や「色(背景色との関係性)」、
「大きさ」で評価されます。
グラフであれば「色使い」や「形」の工夫で他のグラフの要素と区別ができているか、
見やすいかということが重要になってきます。
legibilityは名詞として使用されますが、
形容詞はlegible「読みやすい」となり、
反対の意味を表す単語はそれぞれillegibility「読みにくさ(名詞)」、
illegible「読みにくい (形容詞)」になります。
それでは例文を見ていきましょう。
「legibility」を使った例文
Further, issues of legibility and authenticity have been raised among researchers.
さらに、研究者の間で読みやすさと信頼性の問題が提起されています。
Half the people asked said it was almost illegible, but the other half said it was easy to read.
質問された半数の人は判読できないと答えたが、残りの半数は読みやすいと回答した。
「readability」の意味
意味は「読みやすいこと」、「面白く読めること」です。
legibility と比較すると、文章、テキストが読みやすいかに焦点を当てています。
readabilityを向上するためにはlegibilityで挙げた要素を含めて、
さらに文章の塊と塊の間の余白の使い方や、色のコントラスト、
簡潔で明瞭な文章などが挙げられます。
readabilityは名詞として使用されますが、
形容詞はreadable「読みやすい、分かりやすい」となり、
反対の意味を表す単語はそれぞれunreadability「読みにくさ(名詞)」,
unreadable「読めない、読むに値しない(形容詞)」になります。
それでは例文を見ていきましょう。
「readability」を使った例文
She made suggestions for improving the readability and impact of the book.
彼女は本の読みやすさと影響を改善するための提案をしました。
To improve the readability of the ad, we used two colors to distinguish between the two languages.
広告の読みやすさを向上させるために、2種類の色を使用して2つの言語を区別しました。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ちなみに、今回学んだ二つの単語の語尾には「ability」がついていますが
これは「能力」、「技量」を意味しており、
adoradability「極めて魅力的なこと」や
variability「変動しやすい性質」など他にもたくさんの単語があり、
名詞を形成しております。
その場合は形容詞はable「〜しやすい、〜できる」になることが多いですね。
それでは今回も最後までご一読ありがとうございました。