「break(壊す)」と5つの言い換え表現の違い
今回気になったのは「break」についてです。英作文を書いているときに、
「作業中に椅子が壊れて、休憩した」みたいな文を書いていたのですが、
ん、、「壊れる」も「休憩する」もbreak?って少し迷うことがありまして、
調べるついでに記事にすることにしました。
長くなったので、「壊す」「休憩」それぞれ
分けて書くことにしました。
「壊す」ならdestroyや「休憩」ならrestというように
breakと同じような意味を持った単語が複数あるので、
breakに触れた後は各単語のニュアンスの違いについても書いてみました。
この記事では「壊す」の意味について書いています。
それでは、行きましょうHave a rocking time!!
この記事の目次
「break (壊す)」について
壊すを表現する単語の中では、このbreakが一番
一般的で使い勝手が良い単語ではないかと思います。
何かの力が加わり、それにより二つ、もしくはそれ以上に
割れる・壊れるという意味で使われます。
「故意的に壊す」でも「偶然壊れる」でも両方の場面で
使用することができ
割れた後の形態(真っ二つになど)も特に縛りがないのも
このbreakが使い勝手がいい理由かもしれませんね。
また、breakには「沈黙を破る」(Break the silence)や
「関係を断ち切る」(Break the relationship)というように
物理的な意味以外にも使用することができます。
ちなみにbreak in/into ~ で
壊れた後にそれがどういう状態になったかということも
表現することができます。
breakの活用形は
現在形「break」、過去形「broke」、過去分詞形「broken」です。
それでは例文を見てみましょう
「break (壊す)」を使った例文
I cherished the glass cup I got as a birthday present,
I accidentally dropped it and broke it into pieces.
誕生日プレゼントとしてもらったガラスのコップを大事にしていましたが、
うっかり落としてしまい、粉々に壊してしまった。
The long-standing silence was broken by her cough.
長い間続いていた沈黙は彼女の咳によって破られた。
その他5つの似たような表現と違いについて
英語には「壊す」の意味を持った単語が
複数存在しているので、紹介して行きますね。
① destroy 現在形:destroy 過去形:destroyed 過去分詞形:destroyed
主な意味:(物・建物などを)完全に破壊する。存在自体をなくす。
例文:The building was completely destroyed by fire.
訳: 建物は全焼した。
②demolish 現在形:demolish 過去形:demolished 過去分詞形:demolished
主な意味:(建物を)壊す。
例文:The old slums are being demolished to make way for a new housing project.
訳:その古いスラム街は新しい住宅プロジェクトのために取り壊された。
③wreck 現在形:wreck 過去形:wrecked 過去分詞形:wrecked
主な意味:(建物・自動車などを)元に戻らないほどに壊す。
主な意味2:(人生・キャリアなどを)台無しにする。
例文:The building had been wrecked by the explosion.
訳:その建物は爆発で破壊された。
例文2:A serious injury nearly wrecked his career.
訳2:深刻な怪我が彼のキャリアをほとんど台無しにした。
④crush 現在形:crush 過去形:crushed 過去分詞形:crushed
主な意味:(何かの押す力によって)形が損なわれる。怪我をする。破損する。
例文:His hand was badly crushed in the accident.
訳:彼の手は事故でひどく押しつぶされた。
例文2:They crushed the olives with a heavy wooden press
訳2:彼らは重い木製のプレスでオリーブを粉砕した
⑤split 現在形:split 過去形:split 過去分詞形:split
主な意味:(物を)(真っすぐに)割る、裂く
壊すというよりは何かを二つ以上に割る・分けるのイメージ。
例文: She split the class into groups of four.
訳:彼女はクラスを4つのグループに分けた。
5つ単語を挙げましたが、
「壊す」の意味を持ったというより
「壊す」に近い表現という方が正しいかもしれませんね。
状況によって適切な表現を
することも大切だと思いますが、
似た意味の単語を2,3個覚えておけば、
実際の会話の場面で、例えば「break」という単語を
忘れたとしても、別の単語で代替できる場合もあるので、
良かったら参考にしてみてくださいね。
Breakのもう一つの意味「休憩」については
次の記事に書いていますのでもし良かったら、
読んでみてください。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。